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第一回トレーナー委員会 研修会開催報告



〈開催日〉平成25年4月13日(土) PM5時30分〜9時00分
 
 平成25年4月13日、トレーナー委員会主催、第一回研修会が約120名の参加者の中盛大に開催されました。第1回目の研修会は浦和レッズメディカルディレクターの仁賀定雄先生に競技選手のスポーツ障害について講演をしていただきました。

  仁賀先生は、所属しているチームのかつての監督が「痛みがなくプレーできる選手は1年間を通じて2試合くらいだ」という言葉を聞き、自身がスポーツ現場に関わる中で痛みを抱える選手が本当に多いことに直面し、どのようにしたらこれらを予防できるかを常に医療スタッフとともに取り組んでこられたようです。

  講演はサッカー競技に発生しやすいケガや障害を中心に様々な事例を挙げ、エピソードを交えながら説明していただきました。特に鼠径周辺部痛症候群については器質的な問題がある場合はその病態を的確に把握しその治療を優先しますが、器質的な問題がなく慢性化している痛みに対しては、それに至る発生メカニズムや身体の機能不全を改善することを強調し、機能評価法や機能改善のために必要なコンディショングの方法について詳細に紹介していただきました。

  また下肢の肉離れについては復帰時期を考慮した分類を紹介していただきました。Type1は筋・筋膜の損傷で出血が吸収されれば1〜3週間で復帰可能とのことです。Type2は腱膜及び筋腱移行部の損傷で、復帰までに約3か月かかり早期に復帰させると再発率が5割となるようです。特に大腿二頭筋の損傷で破行するような肉離れは殆どType2なのだそうです。Type3は完全断裂で手術が必要となり、Type2、3の損傷は股関節屈曲・膝関節伸展位の片脚で着地した時に起こる確率が高いとスポーツ現場の最前線に従事する医師ならではの臨床上大変貴重な情報をご教授していただきました。

  選手の復帰のためにはドクターだけでなく、我々柔道整復師やトレーナーの先生方の協力、連携なくしては難しいとの言葉に心を揺さぶられ、今後さらなる研鑽の必要性を感じました。

  試合中のケガの発生シーンや日常行っている診察方法、機能改善のためのプログラムなど動画を使った非常にわかりやすい内容でした。講演を通し、医療者として選手(患者)にどう向き合うべきかを考えさせられ、診療における仁賀先生の並々ならぬ情熱が伝わる素晴らしい内容でした。

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